最終更新:2019/06/22
今回は久しぶりにアミノ酸系サプリメントのレビューをしたいと思います。
最近買ったのは、マッスルテックの「アミノビルド」というBCAA系サプリメントです。
私、マッスルテックの製品にけっこう目がないんですよね笑
あのギランギランに輝くパッケージに心が惹かれてしまうというか、プレワークアウト飲み比べが趣味なほどなので、プレじゃなくても色々とサプリを試してああだこうだ言うのが好きでして!!笑
しかもマッスルテックのサプリメントは自社ラボでよく研究されていますので、その甲斐もあるのかハズレがあまりなくけっこう効きます!!
それでは総合評価から!
10点満点中の7点です!
今回のアミノビルドは、成分的には「ん???」という感じで10点満点中の4点、つまり平均にも届かないような勢いなのですが、摂取してみると、「ほうほうほう!!なかなかいいかもね!」となり、体感的にはけっこう良かったので、その分を3点プラスして計7点という評価にしてします!
味も悪くないですよ!及第点は行くと思います!
パグ太
Contents
アミノビルドを買ってみた!
さてさて、マッスルテックのアミノビルドを初めて買ってみました!
というか、これは新商品ですかね??
左上に「NEW FORMULA」と書いてありますので!
これで30回分ですね。(ただしこの商品の効果を100%引き出すなら2杯飲む必要があると言っていますので、その場合だと15回分になります。)
それではパッケージの英語を訳してみましょう!
・NEXT-GENとは「次世代の」という意味です!かっこいい!
・CLINICALLY DOSEDは「臨床的に投与された」という意味ですが、ここでは「臨床試験済みの」みたいな感じでしょう。なので、「臨床試験済みのBCAAサプリメント」という意味です。
・その下の3文いきます。
①ふつうのBCAAよりも筋肉を発達させます。
②40%も筋力が増強!!(←ほ、ほんとかよ、、笑)
③初めて摂取した時は耐久力も飛躍的に向上!
さてさて、ここの和訳も簡単に書いておきますね!
まずは赤、青、緑パートの3分割にして説明していきます。
赤パート
「臨床試験において、筋やパフォーマンスの持久力を向上させた!」
マッスルテックに所属する研究者はこれまでにも数々の効果の強いアミノ酸サプリメントを商品化してきましたが、今回の「アミノビルド」は新しくて、より優れた複合成分です。
微粒子化したBCAA、臨床試験済みのベタイン、細胞の浸透圧調節成分(←要はパンプアップを促す成分)、それとココナッツやスイカの抽出物を入れて、おいしく仕上げました!
すごくいいアミノ酸なんですよー!と過大広告をして実は全然そんなことない製品とか、言っていることの裏付けがないような製品とは違います!
なぜかというと、上記の「臨床試験において、筋やパフォーマンスの持久力を向上させた!」の部分を私たちは説明できますから!
パグ太
青パート
「ふつうのBCAAサプリよりも筋肉を作る!」
「アミノビルド」には、臨床投与で明らかになっている(筋肥大の)鍵を握る多くの成分が、ふつうのBCAAサプリよりも多く入っています。
事実、正確に2杯(特にベタインが重要で、2杯中で2.5g入っています)のアミノビルドとプラセボを6週間に渡って摂取したところ、アミノビルド群が3.75ポンド(=約1,7kg)の筋量が増加し、プラセボ群では0.66ポンド(=約300g)の筋量が増加しました。
つまり、プラセボ群と比べて5.5倍の筋肥大量を得ることができたのです!!
ベタインはまた別の研究報告で、筋持久力が増すことも報告されています。
正直、
・プラセボ群は何なのか?(BCAA系サプリを使っているのか?それとも全然違うただの粉か?)→これによって何と比べて5.5.倍なのかがわかります!他社のBCAA系サプリと比較してだったら結構スゴイ数値ですよね?
・被験者の人数や筋トレ度合いは?→人数が3人だけの研究なのか、100人レベルの研究なのかによって結果の信頼性が違ってきますよね!あとは日常的に筋トレをしている人かとかサプリを摂っている人なのかによっても伸び具合が全然違うのでどういう人を対象にしたのかを書いて欲しいですね!
・どんな内容のプログラムをやったのか?
・どんな方法で筋量を計測したのか?
などが書かれていないため、この報告の信頼性は正直低いです。
ですがマッスルテックさんは赤パードであれだけ豪語してるので、きっとこの辺りもしっかりとしていて再現性のあるテストをしているものと信じます!!笑
皮肉ではないですよ!!
実際、私はマッスルテック使いまくってますから笑!
トレーナーY
緑パート
「筋力を40%以上高める!」
ロイシン4g摂取(つまりアミノビルド2杯分)により、5RM(5回MAX)の重量が40%向上したとのこと。
トレーナーY
パッケージに出典を記載してくれていますので、調べてみることにします!
・・・しかし、、研究報告を見つけることはできませんでした。
研究報告がネット上には公開されていないのも多くあるんですよね。
2011年のJournal of the International Society of Sports Nutritionに掲載させています。
「初めて使った際は持久力も高める!」
タウリン1g(つまりアミノビルド2杯分)により、持久系アスリートのパフォーマンスを改善したとのこと。また、運動により不足した電解質を回復させるのに役立ちます。
このタウリンの研究は、下記の研究報告から言っていますが、、、
参考 参考文献2013.イギリスこの研究報告をよく読んでみると、
・1000mgのタウリン摂取で3,000mのランニングタイムが改善した
・疲労困憊までの運動時間の延長がみられた
とは言っていますので、タウリンの1,000mgの摂取で持久力を高めるというのは間違いではないです!
*ちなみに被験者はサイクリスト男性11人です。
「trained male」なので少なくとも初心者ではなくある程度の経験者ですね。
ただし! !続きがあります。
・4,000mのサイクリングタイムが改善なし
・この時は1,000mgを急性摂取した
つまり、ランニングとサイクリングで違いはありますが距離もそこまで変わらないですし、運動で使うエネルギーの体内での作り出し方も大すじ両者で同じだと言えますので、運動の様式が違うからタイムの改善に差があったわけではないと考えられます。
では何が違ったか??
それはタウリン1,000mgを摂取したか?(運動前に)急性摂取したか?の違いです!!!
*前者はいつ摂取したのか?何日も継続て摂取したのか不透明ですが。
タウリンの急性摂取では運動に改善が見られなかった。ということですので、タウリンの即効性には疑問がありますね。
ただし!!!
4,000mの距離でもサイクリングでは、運動時間はわずか6分ほど(研究報告参照)ですので、飲んだのが直前〜30分前であれば、運動が6分で終了することを考えると、まだ吸収されていないと思います、、汗
なので、1〜2時間継続して行う筋トレの場合とは話が違ってきますね。
ということで、長時間の筋トレでは効果が期待できるのかもしれないですね!
長くなってしまいましたがまとめます。
・確かにタウリンは疲労を遅らせ持久力を改善する効果がある!
・しかしタウリンには超即効性はない
・ただ1,2時間続けるような筋トレでは持久力向上効果が出るかもしれない
ということですので、マッスルテックが間違ったことを言っているわけではないですね。
アミノビルドの成分は?
カロリー | 25kcal |
炭水化物 | 1g |
ナトリウム | 35mg |
カリウム | 18mg |
微粒ロイシン | 2g |
微粒イソロイシン | 1g |
微粒バリン | 1g |
タウリン | 500mg |
グルタミン | 500mg |
アラニン | 500mg |
無水ベタイン | 1.25g |
塩化ナトリウム | 80mg |
ココナッツ水 | 50mg |
スイカ水 | 50mg |
リン酸水素二カリウム | 40mg |
となっております。
ここであまり知られていない成分については解説をしておきますね!
微粒子性BCAA
バリン、ロイシン、イソロイシンの名前の後に「micronized」と表記されていますね。
これは「微粒子性」という意味で、BCAAの中でも粒がきめ細やかな分、消化や吸収がすんなりとされるがために、血中のアミノ酸の濃度が短時間でグイッと上がりやすいです。
なので、筋トレ中の摂取において、チビチビとこまめに飲み続けていたら、血中アミノ酸濃度の常に高い状態をずっとキープできるのでいいですよね!
塩化ナトリウム
単純に「塩分」のことです。
塩分は、化学式NaClなので、体内で ナトリウムイオン(Na+)とクロールイオン(Cl-)にわかれます。
両イオンの役割としては主に以下になります。
・体内の水分量の調節
→発汗による体温調節など。
トレーナーY
・細胞の浸透圧調節
→筋肉のパンプアップには欠かせないです。つまり高回数&短休憩で行うようなやり方の時は特に重要です。
・神経伝達のサポート
→プレワークで神経系成分(チロシン、コリンなど)を摂取して材料があっても伝達速度がスムーズでないと意味ないですよね。なのでこれも重要です!
・筋収縮のサポート
→ナトリウムが不足すると、グルコースやアミノ酸の「輸送」に影響が出て筋肉への栄養が滞ったり、上記の神経伝達に影響を与えるため筋肉への指令が弱まったりするので筋収縮が低下します。そうならないようにサポートしているわけです。
トレーナーY
一言で言えば、人体にとても大事な輸送システムです。体の約70%は水ですが、その体水分を流動的に移動させたり、グルコースやアミノ酸などの栄養成分を送り届けたり、神経を電気信号が移動する際に利用されたりします。どれも常に変動し、変動量も多いものですので、1日に生み出すエネルギー(ATP)の3分の1がこの「ナトリウムポンプ」に使われます。
ココナッツ水/スイカ水
特にカリウムが多く含まれています。上記の塩化ナトリウムやらココナッツ水やら、アミノビルドは「電解質」を重要視している感じですね!
パグ太
リン酸水素二カリウム(Dipotassium phosphate)
これは、体内の電解質が不足した際に、その補正をしてくれる効果があります。
ナトリウムやカリウムなどの電解質が不足すると、細胞内外でのやり取りや輸送ができなくなってしまうので、筋力低下や筋収縮に悪影響を及ぼしてこむら返りに繋がったります。
パグ太
アミノビルドの味は?
けっこうあります。その数8種類!
パグ太
・ブルーラズベリー
・スイカ
・フルーツポンチ
・ホワイトラズベリー
・コンコードグレープ
・オレンジマンゴークーラー
・フルーツパンチフラッシュ
・ロケットアイシーフリーズ
もう最後の方、必殺技みたいに聞こえますよね笑??
私はこの中で一番きになった「ロケットアイシーフリーズ」を買ってみました!!
ロケットアイシーフリーズ
甘いか?さっぱりか?と言われたら、さっぱり系の味ですね。
飲んだ時は甘いのですが、甘ったるい感じではなく、後味がさっぱり系なので、これはさっぱり系でしょう。
味自体は少し甘めのブルーラズベリーのような感じです!!
私は好みの味ですね!
おそらくブルーラズベリー系のあの味が好きな方や、エクステンドのブリーンアップル、レモンライムあたりが好きな方はけっこう好きな味だと思います。
しかし、エクステンドのマンゴー、パインアップルが一番好き!のような方にはこのさっぱり味は「んーー、あまり合わないかも。」という感じがします。
アミノビルドの体感は?
けっこういいですね!
最近は筋トレが週1,2しかできていないという、トレーナーらしからぬ生活をしていたのですが、マックス重量はやはり多少下がってしまったものの、後半セットのレップ数の下がり具合が少なくて、けっこう粘れていました。
その点で「あぁ、アミノビルドがけっこう効いてくれたのかなぁ!!」と思いましたね。
あとやっていない割りに疲労困憊になるのが遅かったのと、後半の方まで集中力が続いたのでその点も飲んでよかったと思っています!
まぁそうは言えども、結果的に久々の部位で充実の筋トレが出来たというのは紛れもなく収穫で、おそらくアミノビルドに特徴的な「電解質サポート」や「微粒性BCAA」のおかげもあると思っています!!
トレーナーY
結局アミノビルドの特徴は何?
つまり、
ということですね!!
まとめ
というわけで、何やら興味深い味がたくさんあって、成分的にも特徴的なマッスルテックのアミノビルド。
体感も良かったですし味もいいので、皆さんも良かったら試してみてください!
あ、味は私と違うのをぜひお試しくださいねー笑
最終更新:2019/06/22
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