最終更新:2019/06/19
今回は、テストステロンブースターについてです。
私も以前からずっと気になっていました。
「どのくらいの効果が出るんだろう?」と期待する反面、「実際そうでもないだろうなぁ。」とも感じていました。
そこで、実際に購入して2ヶ月使ってみました!
結果には思っていた以上に満足しています!!
個人的にですが、特に食事を意識していたわけではないのに3kg増量、ベンチMAX換算で15kgなどバルクアップが促進された感じが実感としてありました。
皆さんの中にもテストステロンブースターのことが気になっている方がいましたら、ぜひご一読ください。
パグ太
Contents
テストステロンブースターって?
テストステロンブースターは読んで字の如し!
「テストステロン(の分泌を)ブースト(高める、後押しする)もの」という意味ですね。
テストステロン分泌を高めるべく、各サプリメーカーが色んな成分を独自ブレンドして商品化しているもののことです。
面白いことに、各サプリメーカーで中身が大きく違うところが特徴です!
各メーカーが出しているプロテインやBCAAにはそこまで大きく成分に違いはないのですが、テストステロンブースターに関してはそうではないので、自分に一番合うものを見つけることが重要になります。
ここで!!
テストステロンブースターを使うにあたって知っていなければいけないことがあります。
それは・・・
ということです。
300%、400%と分泌量を増やすものではありません。
それを可能にするのは、アナボリックステロイドを静脈注射や経口摂取することです。
ピーク時の血中テストステロン濃度は個人差が大きく、成人男性であれば平均で300〜1000ng/dlの範囲と報告されています。
ですので、あくまでもこの範囲に収まる程度での上昇か、越えるにしても平均値を少し上回るくらいかと思います。
まずテストステロンって何?
テストステロンブースターを語る上で、初めにテストステロンについておさえておきましょう。
<テストステロンとは?>
テストステロンとは、ステロイドホルモンの中の男性ホルモンの中の1つです。
<イメージ図>
<5%は副腎から分泌>
副腎の皮質からわずか5%だけ分泌されています。
皮質からは、同化作用(体を作る作用)のある男性ホルモンが分泌される反面、異化作用(体を分解する作用)のあるコルチゾールも分泌されます。
真逆の作用のあるホルモンが一緒のところから分泌されるのって不思議ですね。
<95%は睾丸から分泌>
ほとんどのテストステロンは、睾丸の中にて作られます!
筋トレにも金玉は大事なんですねぇー!
真面目に【金トレ】の仕方を考えたくなってしまいますね笑
<女性の場合>
卵巣で50%、副腎で50%の割合で分泌されます。絶対量は男性の10分の1程度になります。
*ちなみに「テストステロン」と「アナボリックステロイド」は違いますよ。
ステロイドホルモンの中の男性ホルモン群の1つにテストステロンがあり、テストステロンのタンパク同化作用(=筋肉を作る作用)の効力を高めたものを「アナボリックステロイド」と言います。
パグ太
テストステロンの効果
テストステロンの主な効果を見ていきましょう。
・滋養強壮作用
・その他の作用
【筋肉量を増やす】
テストステロンと言ったらコレ!!という効果ですね。
よく「しっかり寝ると成長ホルモンが出るから筋肉が育ちやすい」と言いますね?
この言葉をもう少し詳しく言うと、「しっかり寝ることで成長ホルモンによる刺激でインスリン様成長因子-1(IGF-1)が肝臓から分泌されることによって筋肉が作られる」となります。
パグ太
しかし通常はIGF-1が働きすぎないようにミオスタチンというタンパク質が抑制をかけています。
そのミオスタチンの働きを抑制するのがテストステロンです。
パグ太
つまり、テストステロンが直接的に筋肥大を促すというわけではないのですが、強力な間接的作用を持っているというわけです。
【滋養強壮作用】
テストステロンレベルが低くなると、体が疲れやすくなったり、気分が沈みやすくなったり、疲れが抜けにくくなったりする事例が報告されています。
筋トレに関して言えば、翌日の疲労感が強い、筋肉痛が抜けにくい、ハイボリュームのトレーニングや高重量のトレーニングが満足にできない等の弊害が出てくると思われます。
ですので、特に30、40代の方で、トレーニングをしていてこれらを顕著に感じるようになってきた場合はテストステロン分泌の低下にも原因があるかもしれないですね。
【その他の効果】
他にも、性欲の増大効果、体脂肪の減少効果もあります。
テストステロンブースターを買ってみた!
私は成分表示の確認はそこそこにALLMAXだから買いました笑
筆者はALLMAXファンです。
この商品は動物実験レベルでは総テストステロンレベルを376%増加させてくれるとのことです。
実際のところ、ヒトの場合は経口摂取になるので利用率が多少下がりますが、それを考慮しても284%のテストステロンレベルにまで上昇させてくれるとのことです。
販売企業による独自の検証結果なので、信ぴょう性の面で少し不安もありますが、それを差し引いてもお釣りがくるくらいの結果ですね。
カプセル1つ1つに商品名が印字されています。
よく見るとTORODEX™940mg(後述)の文字が書いてありますね。
中身はこんな感じで土色をしています。
テストステロンブースターの飲み方は?
パッケージの裏面に書いてある情報を記載します。
1日3粒を起床時に摂取とのことです。
なぜ起床時かというと、普通は1日のうちでテストステロンレベルが最も起床時が低いからということですね。
飲むと12時間の間テストステロンレベルが上昇するとのことです。
8週間連続して摂取し、その後2週間の休養期間を挟むという10週間のサイクルで回すのがいいとのことです。
裏面の全訳
*TESTOFXとは、このテストステロンブースターの商品名です。
・TESTOFXはテストステロン増幅剤として5つの行程を科学的に検証済みです。
・検証によって有効性が示された成分を配合している強力なフォーミュラです。
・配合成分の品質はどこにも劣りません。(ただし、病気を治療したり、癒したりなどはできないです。またアメリカ食品医薬品局の認定を受けたものではありません。)
・TESTOFXがテストステロン値にプラスの影響を与えることは結果がはっきし示しています。
・実験参加者のテストステロン値がプラセボ群(摂取していない群)に比べて、284%上昇しました。
・また(TESTOFX中の成分である)TORODEX単体では、5.9%〜28.1%のテストステロン値上昇させます。
・なお、TESTOFXで使われているカプセルは、100%オイルフリー(つまり、水に溶けやすいカプセル)であり、一切オイルは混合されていません。
・市場に出ている商品の多くは、過大に「水溶性カプセル」を強調していますが、半分の商品が実は完全にオイルフリーではありません。
*そうは言っても、テストステロンブースターが血中テストステロン値に影響を及ぼさなかった。という研究報告もあります。
安全性
アメリカでは2010年にcGMP(WHOが策定する医薬品などの製造管理と品質管理の基準を満たしているということ)を取得していないサプリメントの販売認可が下りなくなったので、当然TESTOFXも製品管理面での基準を満たしています。
*ただし、アメリカ食品医薬品局の認定を取得している商品でないことと、禁止薬物が入っていないことを証明する試験の合格マーク(下記画像)がないので、アンチドーピングの信頼性には問題があります。
なので、ボディメイクのコンテストやパワーリフティングなどの大会に出場される予定の方は摂取しない方が無難です。
テストステロンブースターの副作用は?
肝機能に悪影響を及ぼす可能性があるとの報告があります。
参考 参考文献2018,サウジアラビアまた、2ヶ月使用した上での個人的経験では、胸焼けや気持ち悪さがしてくることが何度かありました。特に空腹中において。
テストステロンブースターの成分は?
パッケージの裏面の栄養成分表示を参考にして、何が入っているのか?を簡単な解説付きで紹介していきます。
フェヌグリーク
ALLMAX社では、フェヌグリークに【TORODEX™】という商標マーク付きの特別名称を使っていますので、この成分に対するこだわりがうかがえますね!
(出典:https://www.herbalbio.net/product/2722)
TESTOFXでは、この種から抽出したエキスを使用しています。
(出典:https://www.herbalbio.net/product/2722)
フェヌグリークの種には、グレクニン(Grecunin)という成分が入っています。
このグレクニンはテストステロンレベルを上げる効果があることが証明されています。
実はテストステロンは、細かく言うと「遊離テストステロン」と「アルブミンやSHBG(性ホルモン結合グロブリン)と結合したテストステロン」の2つに分けられます。
筋肉量を増加させたり、体脂肪量を減少させたりするテストステロンは【遊離テストステロン】の方です。
フェヌグリークの種子に含まれるグレクニンは、遊離テストステロンのレベルを上げてくれると言われています!!
「Std.for 80%Grecunin」と記載されていますので、「フェヌグリーク内に標準で80%のグレクニンが含まれています。」と言っていますね。
含有量は600mgで、摂取量の基準は500mg〜1,000mgですので、含有量が少なめな気がしますが、成分は多ければいいというわけではなく他の成分との配合バランスがとても重要になってきます。
配合バランスに関しては、サプリメント大手のALLMAX社の実力を信じています。笑
アシュワガンダ
(出典:https://okusuri-labo.com/product.php?pid=528)
TESTOFXのアシュワガンダは「SENSORIL」の方を使っていますね!
もう1つ「KSM-66」という方もあるのですが、SENSORILの方が「安全上・健康上のリスクはちょこっとあるけども効果は高いぜ!気にせず行けよ!」って感じです。
ALLMAX社、攻めの姿勢です笑
また、「Std.for 2% wiphaferin-A」との記載があります。
ウィザフェリンAとは、毒性を持つとともに抗がん剤としての面も持っている成分です。
毒性だけを言えば、研究でマウスに投与したところ、半数致死量が54mgだったとの報告があります。
今回の含有量はと言うと、、、
アシュワガンダ全体で250mgでその2%なので、ウィザフェリンAは5mgです。半数致死量は人体ではずっと多くなることが考えられますので、おそらく健康被害はないと言っても大丈夫かと思われます。
また、本来のアシュワガンダの摂取量の基準値は500mg〜1,000mgですので、入っているのは少なめですね。
トリビュラス
トリビュラスには、体内のテストステロンレベルが下がらないように維持する効果があります。
(出典:http://www.marcheaozora.com/?pid=117256221)
「Std.for 90% Saponins」と書いてあり、トリビュラスにはサポニンが入っているんですね。
サポニンも2つに大別でき、普通サポニンとだけ書かれていれば、ステロイドサポニンのことを指します。
ステロイドサポニンは、テストステロンレベルを一定に保つ他に、滋養強壮作用や血流改善作用を持つ成分です。
TESTFXでの含有量が240mgで、トリビュラスの摂取基準は1,000mg/dayです。
αリポ酸
筆頭効果は恐らく「抗酸化作用」だと思います。
しかし、実はテストステロンブースターに入るに値する理由があります。
それはインスリン感受性を高めてくれることです。
インスリン感受性とはインスリンの働きやすさのことです。
例えば、インスリン感受性が高いと言ったら、インスリンが働きやすい状態にある。ということです。
αリポ酸は、インスリン分泌低下やインスリン抵抗性(インスリンの働きにくさ)に関与するケメリン(chemerin)というタンパク質の分泌を抑えてくれるので、結果的にインスリン感受性(インスリンの働きやすさ)を上げることに貢献することになります。
インスリンは筋肉に栄養素を送り届けるために必須の超大事なホルモンです。
このホルモンがうまく働かないと人は栄養の取り込みがうまくできずにどんどんと痩せていきます。
摂取基準量は100mg〜200mgで、このテストステロンブースターには200mg入っています。
3,3-ジ-インドールメタン
略称で【DIM】と呼ばれる化合物です。
インドール系の物質は、ブロッコリーや芽キャベツなどに多く含まれています。
と思った方や、
と思った方など捉えかたはいろいろあると思います。
ブロッコリーに多く含まれる、この3,3-ジ-インドリルメタン(3,3-di-indolyl methane)は、エストロゲンの分泌を抑える作用があります。
だから、相対的にテストステロンの効果発揮を高めることができるというわけです。
これと下のノコギリヤシの成分は、単体サプリとして出回ることが少ないので基準となる摂取量が曖昧です。
曖昧なことはあまり書きたくないので明記は避けたいと思います。
もしわかり次第記載します。
ノコギリヤシ
英語では「Saw palmetto」と呼ばれています。
(出典:https://smart-life.hatenadiary.jp/entry/2018/10/25/000000)
ノコギリヤシは、円形脱毛症の主要因となる5αリダクターゼの分泌を抑制することや、前立腺肥大症を改善することで有名です。
また、ノコギリヤシにもテストステロン分泌を促進する効果があり、t2週間の継続摂取により、摂取していない群よりもテストステロンレベルが有意に上昇していたとの報告があります。
トンカットアリ
(出典:http://www.calebsweazy.com/tongkatali.html)
TESTOFXはトンカットアリの根を配合しています。
トリビュラスやノコギリヤシに続き、トンカットアリまで入っているということで、テストステロンブースターは性欲ブースターにもなりえそうですね。
トンカットアリは、テストステロンレベルの強化と骨密度の減少抑制などに効果を発揮します。
摂取基準量が100〜200mgで、このテストステロンブースターには100mg入っています。
その他の成分
ジャイアントノットウィード(別名:イタドリ)という植物の根や、黒胡椒エキス、イノシトールなどが少量含有されています。
ジャイアントノットウィードの根には、肝臓の機能改善や免疫向上、血管の健康アップなどの効果があります。テストステロンブースターに入れる意味としては、免疫向上の意図や、クセの強い成分を吸収するため、肝臓の負担が上がることが想定されるのでその軽減と言ったところでしょう。
(出典:http://idahoweedawareness.net/vfg/weedlist/giantknotweed/giantknotweed.html)
黒胡椒エキスの抽出物であるピペリンには消化吸収を促進させたり、他の成分の吸収率をあげたりする効果や血管拡張効果があります。
プレワークアウトでも見かける成分ですね。
黒胡椒エキスは1日摂取量が10mgに対し、これに入っているのが10mgです。
(出典:http://www.actamide.com)
イノシトールは、インスリン抵抗性を改善して筋肉にインスリンが働きやすくする効果があります。
ただ、イノシトールをサプリで摂取する場合は普通は1カプセル500mgを1錠飲む感じなのですが、テストステロンブースターには3粒で50mgしか入っていません。これはちょっと少なすぎるような気がしますのでそこまで効果がハッキリ作用することはないかもしれないです。
テストステロンブースターは誰にオススメ?
テストステロンブースターの使用をお勧めするのは以下の2パターンの方になります。
・30歳以下だけど、筋量増加を渇望している方
年齢が30歳を超えている方
30歳を超えてくると、だんだんにテストステロンの分泌量が減っていきますので、そのタイミングでの摂取がいいと思います。
30歳以下だが、筋量増加を渇望している方
喉から手が出るほど筋肉が欲しい、、、
どうしても今の成長速度より筋肉をつけるスピードを加速させたい!!
と思うのであれば、まずは筋トレと食事、睡眠を見直しましょう。
と思う方がいましたら試す価値はあると思います。
「普通ならピークの値」という数値を超えてテストステロンが分泌される可能性があります。
テストステロンブースターを使ってみた感想
結論から言うと、
・重量と体の変化の伸び具合は、摂っていない時よりも加速した実感はあった
パグ太
起床後に飲むのですが、朝食を入れる前に飲むからなのか、胃もたれや胸やけが結構ありました。
中身の濃度がものすごく濃い感じがありますね。
胃に入っているのに、口に味がしてくるようでした。
それで食欲が落ちることもありましたので、食が細い方や消化器系が弱い方だと増量にマイナスに働く可能性があります。
また朝に筋トレをする習慣がある方で、内臓のコンディションが気になる方はオススメできないです。
それでもお昼頃になれば忘れているくらいでしたので一時的な症状でした。
筋トレの伸びですが、あまり記録を残していなかったので分かる範囲で言いますと、2ヶ月間の摂取(2017年2月〜4月)により体重が3kgほどアップして、ベンチプレスも1RM(推定値)で15kg、上腕周経囲(ノーパンプ時)が1cmほど伸びました!!
筋トレ3年目でしたが、特に増量しようとがっつり食べることを意識していたわけではない時期でしたが、気づけば増量が進んでおり重量的にもサイズ的にも増えていい感じでした。
摂取をやめた後も普通に維持できていますし、そろそろ違うメーカーのブースターを試してみたいですね!
ここまで読んでくれた皆さん、本当にありがとうございます!!
また良かったらお付き合いくださいね!
最終更新:2019/06/19
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